シリコーンゴムを知る

シリコーンとは

一般的に知られているシリコン(Silicon)とシリコーン(silicone)は、一見すると同じ物質のように見えますが、化学的には明確に区別されています。

シリコンは、元素記号(Si)で表されるケイ素のことを指し、暗灰色をした金属状のものです。半導体用のシリコンウェハーなどに利用されています。

一方、シリコーンは、有機基のついたケイ素(オルガノシリコン)と酸素が化学結合で交互に連なってできたポリマーのことを指し、有機性と無機性を兼ね備えたユニークな化学材料として、様々な形態であらゆる産業分野で利用されています。

熱に強いポリマー材料として、シリコーンとともによく引き合いに出される材料として、フッ素樹脂があります。この2つの材料は全く異なる化学構造をもちながら、特性的に多くの共通点がありますが、シリコーンはフッ素樹脂に比べると、オイルやゴムのような軟質系製品の種類が豊富であることが特徴です。

 

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