シリコーンゴムを知る
シリコーンゴムの耐候性
シリコーンゴムは耐候性に極めて優れています。
コロナ放電により発生するオゾンによって、一般の有機系ゴムは急速に劣化しますが、シリコーンゴムはほとんど影響を受けません。また、シリコーンゴムは、長時間、紫外線や風雨にさらされても物性がほとんど変化しません。
このような耐候性の強さは、屋外で使用される製品の材質として、シリコーンゴムが適していることを表しています。
ゴムの種類 | 劣化状態 | 最初に表面に亀裂が認められるまでの時間(年) | 日光暴露で伸びが初期値の50%になるまでの時間(年) | ||
場所 | パナマ | ロックアイランド | パナマ | ロックアイランド | |
スチレンブタジエン | 2~3.5 | 10以上 | 4 | 10 | |
ニトリル | 0.5~1 | – | 7 | 10 | |
クロロプレン | – | – | 8.5 | 10以上 | |
シリコーン(メチルビニル) | 10以上 | 10以上 | 10以上 | 75%になるまで10以上 | |
シリコーン(メチルフェニル) | – | – | 10以上 | 10以上 | |
フロロシリコーン | – | – | 0.5 | 4 | |
エチレンプロピレン | – | – | 10 | 75%になるまで8.5 | |
フッ素 | 10 | 10 | 90%になるまで10以上 |