製品のコストダウンのためには

製品の寸法公差と加工性について

シリコーンゴムを高温で成形し、金型から取り出して常温に戻すとシリコーンゴムは収縮します。シリコーンゴムの種類や硬さにより、収縮率は異なります。通常、約2~4%程度収縮します。

金型設計する場合には、シリコーンゴムの収縮率を考慮して寸法設定しますが、収縮率を非常に精度高く計算することが難しいため、通常は許容範囲である寸法公差を設定することになります。

その際、寸法公差を必要以上に厳しく設定すると、ひいては金型の取り数にも影響しコストUPに繋がります。金型の取り数を少なくし、1点1点の製品の収縮率のばらつきをできるだけ少なくする必要があるためです。

製品の用途にもよりますが、寸法公差が大きいほどコストパフォーマンスに優れた製造が可能となります。

 

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