製品に付加価値をつけるためには

透明感のあるシリコーン製品

通常のシリコーンゴムは、着色されていない製品であっても原料の特性により、一定の白濁感があります。しかし、シリコーンゴム製品の開発において、高級感や美的センスが必要となる製品の場合には、シリコーンゴムの特性を持ちながら高度に透明度の高いシリコーンゴムが必要となる場合があります。

シリコーンゴムの中でも、透明を目指したシリコーン素材にいくつかの種類があります。若干の白濁はあるが従来の無着色品と比較すると明らかに透明度が高い素材や、高価ではあるが非常に透明度の高い素材などがあります。

シリコーンゴムの持つ耐熱性や引張強度などを低下させずに透明度を追求するためには、原料の添加物を大きく変更するのではなく、成形時の金型の表面処理を変更することにより実現することができます。

一般的に、材料費や金型代金の部分で従来のシリコーンゴム製品と比較すると高価になりますので、製品そのものの付加価値やデザイン性が高くコストを吸収できるような製品に向いていると言えます。

 

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