本来は、不飽和結合をもつ生ゴムにいおうやいおう化合物を加えて、加熱その他の適当な処理をほどこし、ゴム分子間に強固な橋かけを行うことで、この結果として、生ゴムの可塑性がなくなりゴム状弾性が発現する。その後、合成ゴムの発展にともない、いおう以外の手段によって同様な現象を起こさせることも加硫と称するようになった。したがって、シリコーンゴムのように過酸化物によって橋かけを行うことも加硫と呼んでいる。(過酸化物加硫)。